庭園美術館外観(夜)
庭園美術館外観(夜)

東京都庭園美術館開館30周年記念
『幻想絶佳 :アール・デコと古典主義』

2015年1月17日(土)–4月7日(火)

10:00–18:00(入館は17:30 まで)

会場:東京都庭園美術館 本館+新館ギャラリー1

入場料:一般:1200(960)円


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1933(昭和8)年に朝香宮ご夫妻の邸宅として建てられた現東京都庭園美術館の建物は、当時ヨーロッパを席捲したアール・デコとよばれる装飾様式をハイセンスに取り入れ、"幻の建築"、"アール・デコの美術品"などと称されてきた貴重な建築物です。

 その重要性は、1925年パリで開催された「アール・デコ」博で中心的役割を果たした装飾美術家アンリ・ラパンが主要な部屋の内装をデザインした点にもあります。そしてアンリ・ラパンがアール・ヌーヴォーを脱却して新たなスタイルを作り出すキーとして取り入れたと考えられる「古典主義」の要素に着目したのが、今回の『幻想絶佳 :アール・デコと古典主義』です。

2014年11月にリニューアルオープンして初めての、本館・新館両会場企画展としても充実した内容です。幻想絶佳とは、「豊かな想像力から生まれる美しい眺め」とのこと☆


【本館編】アール・デコ邸宅内空間を、家具や様々な美術品で構成したアンサンブル展示

テーブル、椅子、壁面の絵画、マントルピースなどアールデコが調和するダイニング空間に陶器のお皿や果物やオウムが飾られてお洒落。これから始まるお食事の時間を想像すると楽しくなってきます。

マントルピースの上に絵画を飾るというのは、憧れ。ステキな邸宅の象徴に思えます。絵画は「パリスの審判」ジャン・デュパ作。パリスが三美神のうち誰が最も美しいかを判定するエピソード。古典的モチーフをアールデコ調にして描いた一例。木の葉のうねりが特徴的!


【新館編】古典主義的アール・デコ絵画と立体作品

古典主義的なアールデコ絵画&立体作品が一堂に会している
展示風景がユニーク。古典主義的主題と伝統的な寓意表現を現代性と結びつけているので、
古典作品と比べて、同じモチーフ(例えば「アダムとイブ」とか)がより官能的なイメージに見えるのが面白いです。

一瞬釘付けになった

「ヴィオラ奏者」。

ヴィオラも弓を持つ腕も、全てからだにペタっとくっついて平面的。ヴィオラの弦も少ないなど、単純化が面白いです。

優雅で美しい「青の母子像」ジャン・デピュジョル作。

ラファエロの母子像を彷彿とさせますが、表情も風景も、より今に近い親しみを感じます。


国立新美術館 企画展示室2E

『DOMANI・明日展』
期間:2014年12月13日(土)~2015年1月25日(日)
観覧料:一般 1,000円(800円)、大学生 500円(300円)

☆パトロンプロジェクト現会員・新規会員お申込の方先着10名様に招待

  ペアチケットをプレゼントします!

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文化庁が海外に派遣した若手芸術家達の研修の成果発表の場とあって、力作揃い♪17回を迎える今展では、「造形の密度と純度」というテーマで新進作家12名による展示と「保存・修復」の分野での研修者3名の発表!
マテリアルや立体感が際立つ作品が多く、HPやチラシからは想像できな    かった世界が展開されていました。紙川 千亜妃さん、関根 直子さん、梶浦 聖子さんからは直接お話を聞けたので、作品のイメージが、より広がりました♪


オランダで研修なさった紙川千亜妃さん

コンテンポラリージュエリーというアーティスティックなジュエリーを制作していた紙川さんは、ジュエリー制作のために描いていたドローイングの世界をオランダ研修中に評価されたのを機会にドローイングに制作の重心を移行。

DOMANI展では、そのドローイングの世界を立体的なインスタレーションにしてリアルに表現!確かにドローイングの人物達は、お洒落ユニークなジュエリーを身に着けています。


フランスで研修なさった関根 直子さん

紙に、鉛筆やシャープペンシルで微細に描き込んでいる作品が印象的。ご本人は、あまり細かいという意識はなく、体のリズム的な感覚でアクションペインティングのような描き方とのこと。写真の作品は、まずシャープペンシルでサクサクサクサクと無数の線を入れてから、斑に描き足して濃淡をつけ、さらにぼかしを入れて完成。本当はつるっと平らな表面なはずですが、漆喰の壁のように凸凹に見える質感が印象的。

インドネシアで研修なさった梶浦 聖子さん

梶浦さんの彫刻(鋳金)には、動物がたくさん出てくるのが印象的でしたので、そのお話を伺いました。インドネシアでは、馬(馬車が今も交通手段なので)を始めとして、犬など、様々な動物達に日常的に出会ったので、その体験が自然に作品となっているとのこと。

写真の作品は、「犠牲祭」で殺されて食べられるために生まれてきた動物の象徴。※実在する動物ではなく、梶浦さんのイメージから出た動物。

かわいいのですが、網に捕らわれて悲しそうな目をしています。

毎年犠牲祭になると、隣人が嬉しそうに梶原さんに血が滴る動物の肉を持ってきてくれた体験から。「犠牲祭で動物が殺されるのは嫌いだけど、目の前で殺されるのを見ていない肉は平気で食べている。なぜ、血のしたたる肉を持って来られると嫌なのか。。。とかいろいろ考えてしまいます。また、インドネシアでは、貧富の差が大きいので、富裕層が、犠牲祭の日には貧しい人々に動物を提供するという慣習になっていて、貧しい人々はそれをとても楽しみにしているのです」と梶浦さん。

菊池寛実記念 智美術館

『岡部嶺男 火に生き 土に生き 展』

10月11日(土)~ 2015年1月12日(月・祝)
休館日:月曜日(但し祝日は開館、翌火曜日休館)

年末年始[12月28日~2015年1月1日]

一般1000円、大学生800円、小・中・高生500円

☆パトロンプロジェクト現会員・新規会員お申込の方先着10名様に招待ペアチケットをプレゼントします!

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ホテル・オークラ近く虎ノ門の高台に立つ瀟洒な美術館が、菊池寛実記念 智美術館で、現代陶芸の企画展を主に実施しています。

まだまだ知る人ぞ知る美術館ですが、個性的な美意識に溢れた館内とこだわりの企画展はおススメです。また、併設のレストラン「ヴォワ・ラクテ」でもゆったりした時間を過ごせます。

『岡部嶺男 火に生き 土に生き 展』

岡部嶺男(おかべ みねお)は、1919年(大正8)生まれ。瀬戸の陶芸家加藤唐九郎の長男として生まれただけあり、幼少から陶器作りに親しみ十代にして既に才能を発揮。

 その才能に加えて、素材や作陶の研究に労を惜しまなかった岡部嶺男の渾身の作品を観ることができます。端正な青瓷の数々もステキなのですが、特に惹かれたのは、縄文柄を取り入れ、力強くユニークな造形と独特の色彩でアピールしている作品群です。音楽が持つ「抽象的な芸術の強さ」を陶芸に取り入れていることもそのような力強い作品達から伝わってきます。是非実際に訪れて、実物の迫力、または美しさを感じてみてください。

左上写真:灰釉瓶 1961年 高さ31.7cm 径21.8×22.0cm (撮影:尾見重治、大塚敏幸)


岡部は青瓷砧の制作にあたり、歌に倣った形状から、 しだいに釉薬の動きと関連づけて展開させ、独自のバリエーションをつくりだしました。本作は、同年三月に皇居の新宮殿におさめた一対の「粉青瓷砧」の姉妹作の一点です。

粉青瓷大砧 1969年

高さ32.0 径23.0×23.0cm 茨城県陶芸美術館蔵

撮影:尾見重治、大塚敏幸

縄文時代の生命力、桃山時代の活力、現代の感性を融合させた意欲的な造形で、口のないオブジェとしてつくられた本作は、八木一夫の「ザムザ氏の散歩」を意識したかのような野心をうかがわせます。縄を巻いた手製の道具で叩き出した「塊」のリズミカルな形状と縄目が見事に一体化しています。

青織部縄文塊 1956年

高さ41.5cm 径35.6×36.2cm

栁澤コレクション


2017年

1月

24日

同時代を生きるアーティスト達のポートレートアーカイブ!作品とともにアーティストのオーラをとらえる!アーティストポートレート専門フォト☆Photo by Maiko Kikuchi

展示会場のウォーホル(森村氏の分身)と一緒にMoriP100 Project第一弾の作品(商品)であるMorilloボックスを手にもって撮影に応じてくれた森村泰昌氏。
展示会場のウォーホル(森村氏の分身)と一緒にMoriP100 Project第一弾の作品(商品)であるMorilloボックスを手にもって撮影に応じてくれた森村泰昌氏。

アーティストポートレート 5.

美術家 森村泰昌

2017年2月10日[金]〜3月13日[月]

MoriP100 森村泰昌・屋

場所:パラボリカ・ビス

http://www.yaso-peyotl.com/archives/2017/02/morip100.html

  モナリザなど名画に登場する人物や、マリリン・モンローなど往年の名女優などに扮して自らを撮影した「自画像的作品」を制作し続けている世界的アーティスト森村泰昌氏。1985年にゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真を制作して以来、今日に至るまで一貫して「自画像的作品」をテーマに作品を作り続ける。

 

通常は、森村氏が扮装して自らが写真家として「自画像的作品」を撮影するが、今回は、森村氏と森村氏の分身アンディ・ウォーホルを菊池麻衣子によりアーティストポートレートとして撮影させていただき、アートになっていただいた。

 

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